管理

TOP page

整枝 剪定

コニファーは、自然に樹形が整い手間のかからないのが特徴の一つですが、中には生育の旺盛な品種もあります。

また現在の樹形や高さを維持したいときには、刈込や剪定が必要になります。

時期は春の芽の伸び出す前(3月)か、夏の新芽の固まる頃(7月〜8月)に行うとよいでしょう。

古い枝や太くなった枝は芽吹きが悪いので、小枝や芽を残して切るようにします。

多くの品種は強い側枝がでると双幹になり、雨や雪で樹形が乱れてしまうので、主幹を一本残して側枝を切りつめます。

施肥

コニファーは肥料を十分に与えると生育がよく、色も良くでます。

普通の化成肥料よりも緩効性肥料を春肥として2〜3月頃に、追肥として7月頃に与えればよいでしょう。

病害虫

コニファーは比較的病害虫の少ない樹種ですが、時には発生が見られます。

コノテガシワ類はアブラムシが春先と秋口に発生し、ひどくなると枝や幹が油を流したようになります。
アブラムシ専用の殺虫剤を中の枝に十分かかるように散布するか、粒剤の殺虫剤をまき、散水して根から吸収させます。

ニオイヒバは茂りすぎるとクロトンアザミウマ
(葉が白く抜けたような痕があったら、白い紙を当てて枝を振るうと2ミリ程度の虫が落ちます。ムシメガネで見ないとよく分かりません。)
がつくので、見つかったら殺虫剤で防除します。

ローソンヒノキは根が暑さと湿気に弱いので、少し高めに植えるか水切れの良い場所や土に植え、夏は根元に直接日が当たらないようにします。
今後は接ぎ木したものが出回ってくると思われるので耐暑性は問題ないでしょう。

ゴールドクレストは茂りすぎたり、雨で土が跳ねると病気が発生しやすいので、適時に剪定し通風を良くしたり泥はねに注意します。
梅雨と秋の長雨の時期は特に注意し、定期的な殺菌剤の散布で予防しましょう。基本的には庭木よりは鉢物として扱った方がよいでしょう。

全般に根本にアリが付く事があります。微粒剤の殺虫剤を撒くとほとんどいなくなります。同時にコガネムシの幼虫の防除にもなります。

鉢替え

コニファーは根がよく伸張するので、1〜2年で鉢が詰まってしまいます。葉色が悪くなってしまうので鉢替えが必要です。

TOP page